単板ガラス
昔からあるガラス。
主として住宅用ガラスには単板ガラスとして2mm~5mmまでの厚さのガラスがあります。店舗やビル用などでは6mm以上の厚いガラスも使われます。
又、ガラスには透明ガラスと型ガラスがあります。30年くらい前は様々な模様の型ガラスがありましたが、現在ほとんどのメーカーが1種類程度の型ガラスしか製作していません。
網入りガラス
一枚ガラスの間に鉄線が入っているガラスです。鉄線はクロス状とヒシ状があります。
主に防火地域などで使用されます。ガラス厚は6.8mmが一般的です。
防火ガラス
板ガラスに、特殊な加工と超強化処理を加えた、防火設備用の耐熱ガラスです。特徴としては、フロート板ガラスの6倍以上、強化ガラスの2倍以上の強度があります。万一破損しても、破片は粒状になる安全ガラスです。網のないクリアな外観と自然な色調が得られる為、開放感のある空間デザインを可能にしています。
合わせガラス(防犯・防音ガラス)
ガラスとガラスの間に破れにくい特殊な膜を挟み込んで製作した2枚ガラスです。
ガラスが割れても破片が飛散しにくい為安全です。
特殊膜の種類・厚さにより用途・価格・防犯性能が変わってきます。
強化ガラス
普通の単板ガラスに熱処理を加えて製作したガラスです。
一般ガラスと比べて3~5倍程度の強度を持ちます。
万が一割れてもガラス片が鋭利にならず粉々の粒状になり安全です。
ペアガラス(複層ガラス)
最近の新築には、住まいの寿命や健康に害を及ぼす結露の発生防止や断熱性の利点から8割以上が複層ガラスを使用しています。
一般的なペアガラスとは外側のガラスと内側のガラスとの間に乾燥した空気の中空層をもっているガラスです。
ガラスの総厚は主に12mm~18mm辺りが一般的です。
最近の主流はLow-Eガラスと呼ばれるもので、中空層に特殊な金属膜をコーティングしたもので通常のペアガラスよりもさらに断熱性を高めたものです。
又、Low-Eガラスにも遮熱タイプと断熱タイプの2種類があります。
他にも防犯ガラスとの組み合わせや、中空層にアルゴンガスを使用しているもの、格子が入っているもの、旧サッシのようなガラス溝の狭いものに対応するアタッチメント付ペアガラスなどたくさんの種類があります。
真空ガラス
日本板硝子のスペーシアという商品です。他のガラスメーカーにはないオンリーワン商品で施工するのにも研修を受けて認定された取扱店でなければ取扱う事ができません。
構造はペアガラスと同じですか中空層が真空です。ガラスとガラスの間に0.2mmのマイクロスペーサーで真空層を保持しています。
真空は熱や音を通さないという性質から総ガラス厚は6.2mmながらかなりの高性能なペアガラスに仕上がっています。そのため旧サッシのようなガラスの入る溝が9mm(現在は11mmか22mmが主流)しかないサッシでもガラスのみの交換だけで高い結露防止・高断熱化することができます。

皆さんご存知でしたか?普段何気なく、見ている鏡。
実はガラスなのです。
平滑で透明、まっすぐに光を通す、そんな板ガラスの性質を利用して、鏡が作られるのです。浴室などに最適な湿気に強い防湿ミラーや各種オーダーミラーも取り扱っております。
●上記ガラス以外にも組み合せによっては様々なガラスが存在致します。
例えば強化ガラスと合わせガラスを一緒にした強化合わせガラスや、
網入りガラスを使用したペアガラス等々…
用途に応じたガラスのご提案が出来る様ご相談承ります。