ガラスカッターの話
2013年3月14日

僕たちがガラスを切断する際に使う2種類ガラスカッター。
どちらもガラスの表面に傷をつけて『切る』と言うよりも『傷に沿って割る』事で切断しています。
この傷をいかに上手につけるかがミソでありまして…しかも一発勝負!一度傷をつけた所を2度切りできません!
まずは写真上部のガラスカッターは先端にダイヤのチップが付いたもので昔からあるタイプです。
このタイプは正しい角度&適正なスピードで動かせばガラス面に比較的力を加えず切断する事が出来ます。
下部のカッターはローラー(オイル)カッター。その名の通り先端部に超硬のローラー刃が付いています。
柄の部分にはカッティングオイル又は灯油を入れるようになっていて、
使用時に自動で給油しながら傷をつけて行く為、角度等を気にせず意外に誰でも使う事が出来ます。
只、ガラス面にある程度の力を加えなければならなく、薄いガラスだとその押え付ける力で割れてしまう事も…。
その為、僕は切断するガラス厚によってカッターを使い分けています。
職人気質の頑固親父は『チップ式を使えねぇ奴はプロじゃねぇ!』 と昔から豪語しております(笑)